91歳現役セックスセラピストのDr.ルースさんのドキュメンタリー映画が公開されました。
Dr.ルースは、今から10年以上前にハワイに滞在中に、たまたま見つけた番組で知りました。

思わず、TVをガラケーで撮影!
もう痛快!!!で、すぐに大好きになりました。
個人的な性の悩みをズバリ!軽快に包み込んでくれるのです。
帰国後、すぐにワークショップを開いて、この話題をシェアしたことを思い出します。
シアターには、多くの女性(幅広い年齢層)と年配の男性が来場していました。
彼女がドイツ生まれで、10歳の時に両親と離ればなれになり、両親や親戚はホロコーストで亡くなります。孤児となったその後もスナイパーとして生きたりしながらも、たくさんの大学で学び、そして、愛に生きるのです。三度の結婚で、美しい娘、息子に恵まれ、三度目の夫と真実の愛を育てながら、キャリアを重ねていくのです。
10歳で両親と離ればなれになった彼女は、たくさんの孤独と悲しみを体験したことでしょう。愛する人に触れることがどれだけ素晴らしいことかということを誰よりも強く感じていたのかもしれません。
性は、人と深く関わること、生きることそのものです。
愛し合えることは、かけがえのない喜びですね。
映画では、彼女の生い立ちや個人的な歴史について、丁寧に描かれていました。
大きな悲しみや孤独が人生を動かしていくことがあります。
ネガティブなことをポジティブに変えていく、彼女の生き方こそ、大きなメッセージです。
「10歳の時の自分に言いたい。これからたくさんの大変なことがあるけれど、
それ以上の驚くような人生が待っているんだと」
たくさんの人を助けてきたDr.ルースは、10歳の自分を最も助けた存在です。
時代の偏見や迫害からさえ、自分らしさを見失わず、今に連れてきたのだから。
番組を見つけた頃の私。黒い。若い。